海外で仕事をしようと考えている人にとって
どれだけ英語が喋れればいいか?
というのは本当に心配事の1つだと思います。
結論から言ってしまうと完璧に、流暢に話せる必要などありません!!
英語なんかよりも専門的な技術があるかどうかが重要です!!
だからといって意思疎通ができないのであれば海外で働けるはずがありませんよね。
少し話せて仕事で使う単語、言い回しが分かっていれば最低限働けます。
少し話せればいいという意味ではないので勘違いはしないでくださいね。
鍼灸師という技術職であれば、問診でいろいろと聴かなければいけません。
訓練でそこはどうにかなるので海外で働くために留学なんてしなくて大丈夫です。
留学なんて時間とお金の無駄。
英語は喋れれば喋れるほどやれることの幅は広がるのはたしかですが、最初からできる必要はありません。
なので留学せずにいきなり海外で働いてしまいましょう!!
必要なのは、ほんのちょっとの英語力、自信、度胸です
よく言いますが英語は所詮、ツールということを考えれば鍼灸師としての技量の方が重要なのはわかりますね。
働いてしまえばこっちのもんで、英語なんてあとから喋れるようになります。
Contents
豪華客船で働くためにの英語
豪華客船で働くためにTOEICやTOEFLといった英語テストのスコアは必要ありません。
船で働くためにはMarins Testという簡単なテストを受けて80%以上のスコアをもっていればいいです。
このテストはすこし勉強すれば取れて当たり前のテストなので、それほど心配はしなくていいでしょう。
Skypeでの面接も自己紹介や船での仕事についての質問など簡単なものが多いようです。
最近聞かれた質問は
- 自己紹介
- 何年勉強したか 経験はどれくらいか
- セミナーみたいな大人数相手に話をしたことがあるか
- チームで働けるか
- リテールセールスしたことあるか
このようなことが聞かれたそうです。
なので面接で聞かれる可能性のあるものはあらかじめ答えを用意すれば、面接で合格することは簡単です。
船で働くまでは面接で受け答えができる、簡単な英語が喋れれば大丈夫です。

しかし、船で働くということはSteinerに貢献する必要があるということを避けては通れません。
売り上げるにはある程度英語力は必要
Steinerが鍼灸師に求めているものは売上です。
船で働く以上売上を上げる必要があり、患者さんを説得する英語力、マネージャー、スパスタッフと、いい関係を築く英語力などやや上級の英会話も必要になって来ます。
それに船での治療費は2万円ほどと高いので、ゲストにしっかりと治療方針、自分の診断、経過、原因を説明しなければ納得して治療を受けてくれません。
7日のクルーズで毎日来てもらって12万円ほどの治療を売らなければいけない時もあるので、ある程度英語力が必要になって来ます。
他にも英語がしっかり出来ないといけない場面があります。
それはゲストからのクレームですね。
あまり経験はないですが、自分に非がなくてもクレームが来るのでそれをやんわりと沈めなければいけません。
大抵マネージャーが助けてくれるので大丈夫ですが、1人で対処しなければいけない時は冷や汗ものですよ。
一番重要かもしれない英語
マネージャーとの関係性の構築。
マネージャーとはうまく関係を築かなければ売上は悪くなりますし、自分の意思を伝えなければ協力もしれくれない人もいます。
懐柔法というわけではありませんが、すこしヨイショすることと向上意欲を示すために、アドバイスを求めてそれを実行する必要があります。
そのためには的確な質問、リスニング力が必要になって来ますね。
たいていのマネージャーは気分屋なので英語がわかってなかったり、ちゃんと話さないとイライラされていい関係がきずけなくなっちゃいますので。
英語力が乏しくても売上は上がる
英語が話せないからといって、売上が上がらないというわけではありません。
その人の人間性がすごく良ければ英語がつたなくてもみんな助けてくれますが、英語ができればそれだけアドバンテージはあるのは確かです。
人間性以外にも鍼の技術が抜群にあれば、一回治療して気に入ってもらえて毎日治療を受けてくれるゲストも多くいます。
なので英語だけが売上を上げる要素ではないので、乗船時に英語があまり喋れなくても心配ありません。
英語が話せるか話せないかよりも、鍼の技術がない方が問題です。
むしろ技術さえあれば患者さんをうならせることができるので、英語なんてちょっと喋れればうまくいきます!
英語力を上げる簡単な方法
僕自身もあまり喋れませんでしたが、英語環境なので適当に喋っていれば上達します。
(今でも英語苦手です)
適当にといいましたが、努力はする必要はあります。
とりあえず、喋りまくる!
船にはクルー専用のバーがあるのでそこで酔って喋りまくりましょう!!
酔っているので恥ずかしさなんか忘れますし、上達すること間違いなしです。
クルーバーで酔って喋る→酔った勢いでちょっと暴れる→次の日には人気者→みんなが喋りに来てくれる→しゃべる機会が増える→英語が上達する
というようにいいサイクルができてきます。
もちろん酔ってしゃべっているので何をしゃべったか忘れますが、問題ないです!
次の日には友達が増えているのでそれだけで十分収穫ですよね。
クルーバーに通えばある程度英語は上達するので、乗船前に留学などする必要はないです!
ただ面接に受かるようにすればいいんです。
ニュージーランドで働くための英語力
ニュージーランドで鍼灸師として働くにはニュージーランドのAcupuncture Boardに所属する必要があります。

そのAcupuncture NZはIELTS5.5程度の英語は必要ということになっていますが、そのスコアを要求されるわけではありません。
IELTSは大学入学や永住権申請の時に必要な英語のテストで、IELTS5.5とは英検2級~準1級レベル、TOEIC600~740点程度です。
英語の試験のスコアは全く重要では無く、どれだけ話せるかです。
テストは英語が読めて、少し喋れればいい
Acupuncture NZの試験の時はスラスラと話せる必要はありませんし、ユーモアも必要ありません。
筆記のテストができれば、ほぼ合格です。
英語が苦手な人でも一言一句、試験の範囲を覚えれば必ず筆記テストは受かります。
本気でニュージーランドで働きたいのであればそれくらい出来ますよね?
出来ないのであれば本気じゃないと思うので、諦めましょう。
そしてテスト範囲を全部覚えている間に、文法もなんとなく分かってきます。
筆記テストのテスト範囲の資料は専門的な言葉もあるので少し苦労はしますが、1ヶ月あれば全て覚えることは簡単です。
実技試験については患者さんと意思の疎通ができ、治療の方法を説明できればOK。
それと治療中に衛生管理ができていれば合格です。
海外に留学したことがなく、英語で診察・治療をしたことがない人でも訓練をすれば合格すると思います。
テストはある程度対策をすれば誰でも受かります。
受験者を落とそうとする試験ではなく、受験者がちゃんとした知識と倫理観、衛生管理ができているか確認するテストです。
ニュージーランドでの臨床中の英語
ほとんどは船上で使う臨床の英語と同じですね。
ここで少し違うのは、船での治療では1週間や2週間で患者さんは船を降りてしまいます。
しかし、陸での治療は患者さんが自分の治療、人間性を気に入ってくれれば何ヶ月、何年と治療を受けに来てくれます。
なので通ってもらえるように患者さんと会話をしていく必要がありますが、これは日本での臨床と同じですよね。
よく師匠に言われていたのですが、鍼灸師はファンを作らなあかん。
そのファンとは、来た患者さん全員をファンにするというわけではなく、自分の鍼を気に入ってくれる人、自分の鍼じゃないと治療を受けたくないという人を多くつくれということです。
船と少し違い世間話や時事、近所の出来事なども色々知っておく必要があります。
日本の臨床での患者さんとの会話を英語でするだけです。
まとめ
鍼灸という技術をもっていれば英語があまりできなくても海外で働き出すことはできます。
むしろ、英語が完璧で鍼灸の技術、知識が少ない人よりも、英語が拙くても鍼灸の技術、知識が優れている人の方が優遇されるはずです。
『英語はツール』
本当に英語はただのツールです。
ちょっと話せれば海外で働くことなんかできます。
技術なしで海外で鍼灸を始めることはあまりおすすめできませんが、ある程度鍼灸の技術があり、経験があるのであればどんどん海外に出ましょう。
どれだけ英語が喋れればいいか?
そんなことは気にせずにトライしてダメだったら修正する!
考えるより一度行動すればうまくいきます。
海外で働くことは案外簡単なので、
英語があまり喋れないという言い訳をするのはやめましょう。
必要なのは、ほんのちょっとの英語力、自信、度胸です