2月からニュージーランドの鍼灸院で働き始めてもう半年が経とうとしています。
はじめの契約内容では週40時間勤務でいい感じにゆるく働いていましたが、最近では忙しくなってきて週50時間ほど働いています。
そしてこれからどんどん忙しくなって行くような感じです。
というのも先日ボスに今忙しく感じる?っと聞かれたので船より忙しくないからぜんぜんいけるよ〜といってしまったんです。
そしたらじゃあもっとbookingいれるからといわれてしまったんです。
とりあえず、今回の記事は6ヶ月間のニュージーランドのクリニックの患者の推移を見てみたいと思います。
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ニュージーランドでの治療のルールが若干やっかい
以前の記事でも話しましたがACCの治療を同時にしてはいけないんです。
なので1日8時間勤務でACCの治療を1人1時間をとると、1日8人のACC治療しかできませんが、勤務時間を1日12時間すすれば1日に12人ACCの治療をできることになります。
本当は1人30分の治療にしてもっと労働時間を短くして多くの患者さんを治療することは可能ですが、ACCに請求できる金額は1時間で$67,7なのです。
そういったことを考えると労働と対価、治療の質を考えると1人に1時間当てて治療した方がビジネス的にもいいし、患者さん的にもいいんです。
こういったこともあり最近では週に40人から60人の治療をしています。
2月〜7月の患者推移
ACC 初診 | Private 初診 | ACC 再診 | Private 再診 | 合計 | |
2月 | 4 | 5 | 58 | 24 | 91 |
3月 | 5 | 4 | 129 | 30 | 168 |
4月 | 5 | 3 | 113 | 24 | 145 |
5月 | 6 | 7 | 126 | 28 | 167 |
6月 | 8 | 5 | 137 | 26 | 176 |
7月 | 16 | 4 | 162 | 29 | 211 |
2月の第2週から働き始めてたので、2月に治療した患者者さんは少なかったみたいですね。
はじめのうちは1日に4人などがあり結構暇な時があったのを覚えています。
それでも最初の月から新患が9人もいるのでこれを見るだけでニュージーランドでの鍼灸の受療率の高さが見てとれますよね。
この新患は僕の新患の数なのでクリニック全体ではもっと多いです。
患者数の伸びは徐々に多くなって来ていたと思ったんですが、予想外に3月の時点で結構な患者さんの治療していますね。
7月から患者さんの数がすごく増えてますよね?
これはちょっと予約の仕方を変えたからなんです。
というか6月までちょっとした勘違いをしていまして、1日8時間しかACCの治療をしてはいけないと思っていたんです。
勘違いしていたACCのルール
これは勘違いで1日12時間働くなら12時間12人の治療をしてもOKだったんです!!
本来は8AM~12PM, 3PM~7PMの勤務時間を8AM~8PMにして昼休憩をなくして、昼ごはんは少し空いてる時間に食べるようにしたんです。
そうすれば1日12人週5日で働けば最大60人のACC治療ができます。
1日12人12時間治療すると結構疲れるのであんまりやりたくないですが、現在自分でどれだけできるか挑戦中です。
ちなみに先週は57人の治療でしたが、まだまだいけそうでした。
融通のきくスケジュール管理
忙しければ自分のランチを削ってどれだけでも働きますが、予約がなければそこはオフにして近くのカフェや寿司屋にいっています。
契約では週に40時間働けばいいことになっているので、火曜日に12時間働いて、水曜日が暇だったら6時間働くだけってことも可能です。
なので9時にクリニックに来て11時から3時まで休憩して7時まで働くシフトにすることもあります。
今度鍼灸の学会に参加するために土曜日を休むことになるので、火曜日〜金曜日の4日間で40時間働く。
そんな働き方もできてしまうんです。
ACCを有効活用
ニュージーランドで鍼灸をするのだったらACCを有効活用する必要があります。
そのためにはAcupuncture Boardに入会する必要があるので注意してください。

すこしのchargeをextraですれば全体的な治療も可能なので、患者さんにとってもメリットが多くあります。
コミュニティが大事
ACCの治療費を国に請求するにはACCナンバーが必要で、それは鍼灸師では発行できません。
発行できるのは医師、理学療法士、カイロプラクター、オステオパシー(もしかしたら違うかも)なのでその方々とうまく付き合う必要があります。
うちのクリニックでも理学療法士のクリニックとうまくやっていて、週に何人もそのクリニックから新患が送られて来ます。
今のクリニックでは現在ACCのchargeが$30ですが、その理学療法士のクリニックからの患者さんへは$10のchargeで治療を行なっています。
患者さんが治ればそれでよし
ニュージーランドでは多くの患者さんが色々な治療を受けています。
月曜日カイロ、水曜日マッサージ、金曜日鍼灸といった具合です。
ニュージーランドでは混合診療というものがないので、このACCナンバーひとつで鍼灸、カイロ、オステオ、理学療法を受けることができます。
Practitioner(施術者)もそれをわかっているので、お互いの長所を活かして患者さんを紹介し合っています。
まとめ
ニュージーランドではACCが使えるので新患はどんどんクリニックに来ます。
ほかのPractitionerも鍼灸の有効性について肯定的な人たちが多いので鍼灸は人気です。
それに患者さん自身も薬をできるだけ飲みたくない人、注射を打ちたくない人、手術をしたくない人がおおく、代替医療を求めている人が多いです。
でも、日本と同じで少数の医師は鍼灸に否定的な人もいるようですが、クリニックには医師から紹介されて鍼灸を受けにくる人も多いです。
今後は医療費削減のために鍼灸治療はより人気になっていくことは間違いないです。