最近はブログ、Twitter、友人経由でニュージーランドでの鍼灸、豪華客船での鍼灸について問い合わせが増えて来ます。
やっぱり海外に進出したい鍼灸師は結構多いんだなって再確認しました。
そういった人のために日本人鍼灸師の働ける場所をなるべく早く作って行くので待っていてください。
今はVISAを待っている状態なので計画を練ることしかできません。
学生の方、新卒の方、経験のある鍼灸師の方。
ニュージーランドでやりたいことがある!など
なんでも問い合わせてください。
調べますし、僕がそれをできる環境をなんとかして作ります。
今回は”海外進出時にかかる初期費用”はどれくらいかかるのかという質問をいくつかもらったのでまとめます。
豪華客船かニュージーランド
1番簡単に海外で鍼灸師として働けるのは豪華客船での仕事です。
なぜかというと日本のはりきゅう師の資格を持っていれば働くことができてしまうからです。
ニュージーランドで働くことも比較的簡単なのですが。
ニュージーランドでは日本の資格をもっていてもカリキュラムの審査、審査後に資格互換のテストをパスしなければいけません。
そういったことでニュージーランドで鍼灸師として働くには豪華客船で働くよりも少し英語ができる必要があります。
豪華客船、ニュージーランドで働くにはもちろん英語を話せる必要がありますが、流暢である必要はありません。
英語が苦手なひとは一億人の英文法をひたすら読んでいれば、なんとなく英語っていうものがわかってくると思います。
非常におすすめです!
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他にも格安のオンライン英会話などを利用して英語に慣れておくと船にのった後にすこし楽ができるかもしれません。
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英語は話すのに慣れるということが非常に大事です。
英語が話せるかによって初期費用は変わって来ますが、今回は英語が話せるものとして乗船時にどれだけの費用がかかるのかまとめます。
豪華客船の初期コスト
豪華客船で働く前は結構コストがかかってきます。
海外に挑戦しようとしている人はある程度、今の内から費用を貯めておくといいでしょう。
- 船員VISA費
- 健康診断
- 研修地のL.Aまでのフライト費
- L.A滞在費(最低3日)
これらの費用は必ず必要です。
健康診断は東京にある病院でのみ受けることができるので、地方にいる人は東京までの交通費もかかります。
船員VISA費 | 約1万円 |
健康診断 | 約5万円 |
L.Aまでのフライト | 約10万円 |
L.A滞在費 | 約2万円 |
合計 | 約18万円 |
ざっと計算すると18万円前後の初期投資は必要になります。
僕が初めて船に乗ったのは2014年なので費用に若干の違いはあると思いますが、これくらいの費用は必要です。
豪華客船での鍼灸はうまくやれば18万円は1週間で取り戻せるので初期投資としては悪くない投資ですね。
ニュージーランドへの初期コスト
ニュージーランドで働くにはAcupuncture Boardに所属する必要があるのですが、その手続きが厄介です。

書類集め、翻訳、海外送金などで思ったよりコストがかかってしまいます。
学位記の翻訳、公証手続き | 約3万円 |
成績証明の翻訳 | 約2万円 |
Acupuncture NZ 書類審査費 | $125 |
Acupuncture NZ 試験費 | $575 |
Acupuncture NZ 年会費 | $348 |
Acupuncture NZ 保険 | $149 |
Acupuncture NZ 試験オークランド滞在費 | 約$700(約10日間) |
First aid コース | $155 |
フライト費 | 約10万 |
居住費 | 約$720($180/週×4週) |
食費 | $200/月 |
合計 | 約39万 |
ざっくりと39万円はかかってしまいますが、ニュージーランドでの移動費も含めると最低45万円は初期投資として用意しておきたい金額です。
45万円だと少し不安なので、もう少し資金に余裕があったほうがいいですね。
豪華客船と比べると試験の費用や滞在費が余分にかかってしまうので、費用がかさんでしまっています。
ニュージーランドでは車が必須ともいっていいので、上の資金に加えて30万円ほどあれば最低限走れる中古車を購入することはできるでしょう。
ということでざっくり80万円ほど資金があればすんなりとニュージーランドで鍼灸師として働くことができるんじゃないでしょうか?
もちろん宿代、食費を削ったりすれば80万円もいりません。
車も買わなければ40万ほどでなんとかなってしまうかもしれませんね。
まとめ
海外進出したい鍼灸師はおそらく若い世代に多いかと思います。
いざ行こうと思っても資金が足りなければ、出遅れます。
勢いや出会いは大事なので、チャンスが来たらすぐにでも行動できるようにしておくべきです。
しかし、海外で働くには資金はあっても技術がなくてはどうにもなりません。
海外で働いていて実力主義というのはすごく感じます。
実力がないまま日本を離れても成功はできないです。
学生時代にある程度経験がつめればいいですが、そういうことは日本ではあまりできないのが現状ですね。
現在の状況では資格取得後は技術を学んだ後、海外に出るのがベストです。
僕自身も経験を積んでから海外に出て来ましたが、海外で日本鍼灸の技術が取得できるのなら確実にその手段を取っていました。
今後は海外に行っても技術、知識を学べる場所をつくる必要がありますね。
学生時代からある程度最低限の資金は貯めておくように。