NZでは5/14に警戒レベルが3から2に下がりほとんどのビジネスが再開できるようになりました。
僕のクリニックも再開し、約1週間が過ぎました。
- ロックダウンの最中にcovid-19の影響でクリニックの経営も変わってしまうと思っていました。
- 肌の触れる職業(鍼灸、マッサージなど)は感染のリスクを恐れて患者が減るのでは?
- 政府から厳しい衛生管理のプロトコルが作られて実質クリニックを開けないのでは?
などと不安な要素を考えてしまうとどんどん出てきてしまします。
日本より一足先に緊急事態宣言が解除され、クリニックを再オープンし1週間経った現状をお伝えすることで日本の鍼灸師の方の不安が少しでも和らげばと思います。
実は、逆にポジティブな面も考えていました
まず不安なことを常に考えて対策をとっているのですが、同時に鍼灸に追い風になる部分もあると考えていました。
今回のcovid-19の影響で予防医学、体調管理、免疫力(あまり得意な言葉じゃありませんが)に目を向ける人が多くなるのではないかと考えていました。
NZでロックダウンになり、警戒レベルが4になりその後3になり外出などができるようになりましたが、同時に衛生管理、健康の情報もネットfacebookなどに多く出ていました。
そういうことから健康に目に向ける人が増える。と思いました。
現在住んでいる街ではPhysiotherapist,Chiropractor,Osteopathの人気がやや強いです。
ACCという外傷に使える保険を彼らが発行できるのですが、残念ながら鍼灸師は発行はできませんが使うことはできます。
なのでまず彼らのところに行くことが増えます。
しかしACCは外傷への保険です。
鍼灸師は外傷以外にも多くの症状を助けることができるのでcovid-19がやや追いついてきている今は鍼灸受療者を増やすいいチャンスかもしれません。
再開して実際どうなのか?
5/14に再開してその週は3日働き、患者は12名、内5名が新患。
2週目は27名、内6名が新患。
ロックダウン前もコンスタントに新患5人はいたので、covid-19が鍼灸院に与えるマイナスな影響は少ないのではないかと思っています。
もちろん第二波が来たときにどうなるかわかりませんが、現在のところまだ大丈夫なようです。
今週火曜日の段階でも新患予約は4名、問合せ1名で以前と全く変化がありません。
患者の意識はどうなのか?
衛生管理の面を非常に注意して現在臨床を行なっているのですが、患者はリラックスしてクリックに来てくれます。
もちろん衛生管理の説明などをしていますが、クリニックに来ること自体に抵抗があると言う人は1人もいません。
現在住んでいるネルソンでも感染している人は0人になり、NZ全体でも20名感染している程度です。
衛生管理をしっかりやろうとクリニックを再開する前に新しいタオルとディスポのシーツを買ったのですがほとんど使っていません。
ディスポのシーツについてはいまだに届いていないのと、タオル、シーツは患者さんに持ってきてもらえるようにお願いしています。
そうすることで患者さんに新しいタオルを毎回使っているのか疑われなく済むし、洗濯をする頻度も減ります。
絶対に持ってきて!とは言っておらず、持ってこれたら持ってきてと言っていますが、ほとんどの人が快く持ってきてくれています。
衛生管理について厳しくやることはクリニックを守ることについていいと思いますが、やり過ぎは患者の不安を煽るかもしれません。
今後第2波が来るかもしれませんが、鍼灸はまだまだ生活に必要なものなんだなと改めて思いました。